ユキコ・ハーウッドの
英国式心理占星学
ユング系心理占星術のオンライン講座をご紹介します
心理占星術では、不運は隕石が落ちてくるように訪れるものではなく
自分の無意識と感応し合うものを引き寄せて、現実として見ているドラマだと考えます。
自分の身に降りかかる出来事に、どう意義づけるかは個人の自由であり
意義の見出し方によって、個人の将来(シナリオ)が変わってきます。
心理占星術は、出来事の背後にある<意義や意味>を
自分なりに見出そうとする人に、力を貸してくれます。
ユキコ・ハーウッド
ユング心理学者であり占星術師であるリズ・グリーンが校長をつとめるイギリスの占星術スクールの名門、CPA (The Center for Psychological Astrology=心理占星術センター)にてディプロマを取得されたユキコ・ハーウッドさんが伝えてくださるのは、象徴理解・象徴感度を徹底的に極める<英国式心理占星学>の世界。
ユキコさんのセミナーを受講すると、象徴にチューニングするコツを体得できます。その結果、自分の言葉で象徴を表現でき、自分の解釈を紡ぎだせるようになります。だからこそ、ユキコさんのファンは、占星術を学びはじめた方から、上級・プロまで幅広く存在しているのです。
また、ユキコさんは、CPAの方針である<オンリーワンの占星家>を育てるというスピリットも継承し、物まねや、コピー&ペイストに終始しない、誇りある占星家のありようと、成長の方向性を私たちに伝えてくださいます。
各プログラムは、イギリスと日本、双方の占星術界をよく知るユキコさんが「日本の占星術界に欠けているものは何か?」という視点で組み立ててくださいました。
「これまで、サインやハウス、アスペクトなど<象徴>の意味を<キーワード>で覚えてきたけれども、腑に落ちないところがある。」
と感じていらっしゃる方、暗記や受け売りの占星術から脱却を目指す方、象徴感度を豊かに楽しく深めたい方に、ユキコさんの講座をおすすめします。象徴自体にチューニングする回路ができれば、誰かの解釈を暗記する必要はなくなります
「教科書や講座で学んだことを組み合わせてもホロスコープを読める気がしない。」
と、悩んでらっしゃる方にも、ユキコさんの講座をおすすめします。惑星を私たちの心の宇宙に住む神々に、ハウスを神々が住まう神殿に見立てて読む、ユキコ流のホロスコープリーディングをマスターすれば、ホロスコープが語りかける物語を楽々と読み取り、クライアントに伝えられるようになるでしょう。
ユキコさんの講座の最大の魅力は、童話・絵画・音楽・神話を題材に、右脳や感性を刺激しながら学ぶところにあります。象徴を[キーワード]で学ぶのではなく[心と魂に響かせながら]学べる講座はそうそうありません。ホロスコープとの付き合い方が、もっと豊かに、もっと楽しくなることでしょう。
たとえ話をおりまぜながら、抽象的・感性的な内容を、わかりやすく伝えてくださる、ユキコさんの言語化能力から、私達も多くを学びとっていくことができます。占星家にとって[豊かな感性]と、感じたことを言葉にする[言語化能力]がいかに重要か、そして、それらを育てるコツを吸収していくことになります。
1954年大阪生まれ。20才で上京。故山田孝男氏から西洋占星学の基礎と瞑想を学ぶ。
1991年大阪へ舞い戻り、1999年より英国占星学協会の会員に。以後、大阪で占星学レッスン、エクスぺリエンシャル・アストロロジーの手法を取り入れたセッション、ワークショップなど独自の活動を展開。
2007年1月渡英。ユング派心理学者リズ・グリーンが主宰する占星学の専門校、CPA (The Centre for Psychological Astrology)の デイプロマ・コースに入学。
2010年1月:アストロロジャーの夫と結婚。2010年11月:日本人唯一のデイプロマ取得者に。2011年6月:卒業。 現在、英国 グラストンベリー 在住。旧姓小倉ゆき子
現在にいたるヒストリー、心理占星学について、運・不運について、象徴感度の高め方について等々・・・
ユキコ・ハーウッドさんの占星学哲学が培われた背景がよくわかるインタビューです。
私が山田さんに師事したのは1970年代、占星術の情報が少なかった時代で、山田さんは洋書を取り寄せ、占星術を研究されていました。そうして山田さんが自費出版された全五巻の占星術の教科書は、昔ながらの宿命論的な占星術ではありましたが、1巻は天文学の基礎から学べる素晴らしいもので今でも宝物です。
ところが師事して1年ほど経った頃、山田さんは占星術をやめてしまいました。運命は自分で切り開いていくものだ。瞑想で自分で答えを見出すべきだという結論にいたったようです。それに従い、私も瞑想を学ぶようになりました。
東京ではアパレルメーカーでパタンナーをしていました。80年代のバブル期、アパレル全盛の時代で仕事はたくさんありました。お金を使うほどかっこいいとされた時代。周囲の人達は、カネにものをいわせて、ボルボを買った、ベンツを買ったと浮かれていました。そんな平日の生活と、週末の山田さんの瞑想の世界のギャップが大きくなりつつありました。自分としては山田孝男さんの世界観がぴったりきていたのです。
東京生活に見切りをつけて実家のある大阪に戻ったのが1991年。1年後、体を壊して入院したことをきっかけに、やりたいこと(占星術)をして生きていく腹がすわりました。
山田孝男先生の占星術コースの1年先輩に岡本翔子さんがいらっしゃいました。イギリス留学から帰国した岡本さんと遊ぶようになり、心理占星術の話を聞くうちに興味を持つようになりました。1999年に英国占星術協会の会員になり、会報を読むことから始めました。次第にどういう洋書を読むべきかがわかってきて、半年に1冊の割合で洋書を読み進めました。初期の頃に読んだ思い出の洋書は、ハワード・サスポータスの”The Gods Of Changes“リチャード・アイドマンの、”Thrugh the looking Glass” ”The Magic thread”です。
2001年頃から、英国占星術協会の年次大会に参加するようになり、様々な占星術家のワークショップで学びました。チューリッヒに住むリズ・グリーンのセミナーにも参加。そうこうするうちに、どうしてもCPA(リズ・グリーンの主催する占星術学校)に留学したくなり、2007年に行動に移しました。2011年にCPAのディプロマを取得できました。
占星学が網羅している範囲は非常に幅広く、神話・歴史・政治・経済、深層心理にもかかわっています。
そしてそれぞれが虹のようにオーバーラップしています。けれども星と人間が共鳴しているという点では同じ。
幸運や不運、吉や凶などといいますが、不運は隕石が落ちてくるように訪れるものではなく、自分の無意識と感応し合うものを引き寄せて、現実として見ているドラマです。
「土星が来ているので、今年は思い切ったことができないの」などと言うようになると、占星術をすることがブロックにつながり、言い訳ばかりをつくっていくことになります。病気になって入院したという事実は変わらない。それにどう意義づけるかは個人の自由です。意義の見出し方によって、個人の将来(シナリオ)が変わってくる。それが自由意志ということだと思います。出来事の背後にある、意義、意味を自分なりに見出していこうとしたときに、心理占星術は力を貸してくれます。
リズ・グリーンは常日頃から「劇場や美術館に行きなさい。本を読みなさい。」と言っていました。その意味がわかったのは、CPAに入学して1年経った頃です。CPAでは講義を聴きっぱなしでは単位がとれず、受けた講義にすべてに対して必ずレポートを提出しなければなりませんでした。レポートというのは講座の感想ではなく論文です。講義を受けて講師から象徴へのチューニングのコツがつかみ、その後は、レポートの材料を探しに、毎日のように、ギャラリー、博物館、オペラハウスに通いました。これがよきトレーニングになりました。
意識的かつ集中的に象徴にチューニングすれば、映画、CD、文学、新聞、絵画・・・・あらゆるところに象徴を見出すことができます。
(以上、2012年のインタビュー)