<心理占星学コース・第二部>の感想

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『第二部|土星外惑星:天王星、海王星、冥王星』を受講して

土星外惑星は凶星という先入観がありました

心理占星術研究会スタッフのfuuです。
土星外惑星については、これまでにも講座や本で何度となく勉強してきたつもりです。でも、それらがどこか得体の知れない凶星であるという印象をなかなか拭えませんでした。個人で使いこなすことなんてきっとできないし、抵抗したらますます悪い事態を招きそうだから、両手を上げて降参するしかないんだ…という先入観を持ったまま受講しました。

惑星に色々な方向から光を当て、外惑星の危機に陥ったときの意識の持ち方を教えてくれた

ユキコさんは歴史や神話を紐解き、絵画などをいくつも参照しながら、それぞれの惑星にいろんな方向から光を当ててくれます。そうすると、教科書に載っているキーワードが、なぜその惑星の象徴とされているのかがクリアに見えてきます。そうして進んでいくうちに、同じ食材で作ったお料理をずらーっと並べられているような気がしてきました。これまで、私はキーワード1つ1つについての「よい」「悪い」という判断に縛られていた気がするのです。天王星であれば、「自由」はいいけれど、「アウトロー」は悪い、というふうに。でも、これはただ自分が好き嫌いをしているだけだということに思い至ったのです。

天王星という食材で作った料理はいろいろあって、出されたものは自分が好きな料理ではないかもしれない。でもそれを味わったときに得られるものは、どの皿であれ同じなんだなとわかったのです。出される皿が出来事だとすれば、外惑星がトランジットしてきたときに起こった出来事が重要なのではなくて、それを味わったときに得られたものや感じた思いこそが、土星外惑星の神髄なんですね。ユキコさんは、外惑星の危機に陥っているとき、どういう方向を意識するといいかということもお話してくださったので、とても勉強になりました。

言葉は平易だが内容は非常に高度。

ユキコさんのセミナーには、難しい言葉は出てきません。でも内容は非常に高度だと思います。これまでのキャリアやCPAでのご経験を経て磨かれた非常に深い知見を、日常的なわかりやすい言葉で伝えてくださるのです。これまでにいろんな講座を受けましたが、ユキコさんのセミナーは座学なんだけれども、どこか実習に似ています。私の水星に向かって「天王星ってこんなふうで…」と知識を与えるのではなく、私の中の天王星の部分を直接刺激してくれるようなセミナーなのです。

一度、自転車に乗れるようになると、もうバランスを崩して乗ることが逆に難しくなります。それと同じで、一度、自分の中の天王星の要素に気づくことができると、わざわざ意識しなくても自動的に反応できるようになるのですね。毎日のニュースや人から聞いた話の中に、天王星が微妙に姿形を変えながら存在しているのを見つけることができるんです。

肉眼では見ることもできない遠い天体たちと、自分の中の言葉にできない何かが反応し合うとき、かすかな音を奏でます。ユキコさんのセミナーは、そのかすかな音に気づくことのできる感性を、それぞれの受講生が自分で育てていけるような仕掛けが施されたセミナーだと思っています。

 

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